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日常をつらつら綴るブログ

昨日は心底おちこんだ

「誰かにならなきゃ」がけっこうプレッシャーになっているかもしれないぞ。

 

ここは誰かに「なってもいい」し、「ならなくてもいい」場所だ。それをしっかり頭の中に植えつけておきたい。だから、書きたいことを、書きたいように書く。

 

 

「ゲイに好かれそうな人」という言葉を使った自分に、昨日は心底おちこんだ。何もやる気がおきなくなってソファにぐったりうなだれて、こんなことならもう寝てしまおうとベッドにもぐりこんだはいいけれど、せめて歯を磨きたい、けれど動きたくないの感情に挟みうちにあって、変な時間まで寝落ちしたあげく、3時ころまで眠れなくなった。

 

「ゲイはこんな人が好き」だなんて、まとめられるものか。好きなタイプは人それぞれだ、と軽蔑する自分もいれば、「ステレオタイプはどこにだってあるから大丈夫。『ギャルは意外と一途』も同じようなことだから。『サッカー部はテニス部とくっつく』とかもそうだよね」なんてフォローする自分も出てきて忙しい。けれど最終的には、ゲイの友達の顔がぽこぽこと思いうかび、「こんな発言を聞いたら彼らは悲しむだろうか」と想像して落ち込むのだった。

 

私の懺悔はそこだけではない。思わず発した言葉を聞いた、周りの人に対しても想いを馳せる。「差別する人」だと思われ、軽蔑されていたらどうしよう。怒っていたらどうしよう。「itsukaは差別なんかする人じゃない」そう思ってくれるはずだよと、心の中で励ましてはみるものの、恐怖が消えない。きっとこれは、相手を信頼できてない証拠なんだろうな。

 

「絶対大丈夫」と思っていた人に嫌われ、避けられ、口もきいてくれなくなった思い出が、どうして20年たった今も自分を苦しめているのだろうか。

 

ひとつ悩みができると芋づる式に嫌なことばかりが思い浮かんでしまうこの思考力、さすがだな、と思う。

 

「もう寝てしまおう」は正しい選択だった。翌日にはしっかり恐怖は去っていた。夜にあれこれ悩みだしたら、紙に書いてさっさと寝てしまえばいい。他人は自分が思っているよりも、自分のことを見てくれていないのだから。