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日常をつらつら綴るブログ

尊いアオハル

2月16日(火)晴れ

 

尊い……本当に尊い……。世のクリエイターさんたちに向けて、「生まれてきてくれてありがとう」と声を大にして言いたい。それくらい今の僕は、クリエイターさんたちが作り出すコンテンツに助けられている。

 

特に、苦手だと思っていたラブコメ系コンテンツ。青春まっさかりのキャラクターたちを見ていると、うらやましさともう戻れない自分とのギャップにたまらなく苦しくなってしまう。今ももちろん苦しさはあるのだけれど、それ以上に「みんないろいろなことで悩んだりもがいたりしながら生きているんだよな」なんて想像できちゃって、途端に尊く感じられてしまった。恋に悩む女の子は偉大だ。不器用に伸びた眺めの髪の毛、頼りないひょろっとした体形が好きだ。美しくも必死で生きるあの子たちを見ていると、「僕も頑張ろう」って思えてくるからすごいんだ。

 

対した恋愛ってしてこなかったな、なんて思ってみたけれど、振り返ってみればラブコメできる要素は十分にあったなと思う。新入生歓迎会の舞台に立った僕を見てから、連絡先を聞いてくれたり、デートに誘ってくれた先輩。部活帰りのコンビニの前で突然メールアドレスを聞いてきた同級生。かと思えばコンビニで買ったパンを電車の中でもぐもぐ食べていたところ、これまた話しかけてくれた後輩。どれもドラマチックな展開で、顔もそこまで悪くなかった(同級生を覗いては)ものの、なんだか自分の気持ちがのらずに終わってしまったんだよな。青春まっさかりのころは、「こんな恋ならオイシイゾ」みたいな欲求と言うか、したたかさが無いんだと思う。それこそが、青春なんだと思う。

 

ちゃんとアオハルを楽しんだはずだけど、今になってもわーきゃー言いながらピュアピュアな恋にうつつをぬかすのは、やっぱりアオハルってやつは、何回やっても楽しいものだからなんだろう。来世でも思いっきり楽しみたい……